物語は終わるためにある『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』
日本アニメ映画/2021年
(!ネタバレあり!だし、なんの考察もありません!!!)
シン・エヴァ鑑賞して参りました~!連日大盛況との事で良い席とるのちょっと苦労しました。
エヴァシリーズに関しては、旧アニメ版と旧劇場版は直撃世代だと思います。
当時はX-ファイルしか観てない女だったので後追いでしたが、周りの環境との兼ね合いや嗜みとして鑑賞した覚えがあります。
なんで、どハマりはしてないんですよね。何となくATフィールドとかシンクロ率とか逃げちゃダメだみたいな表層的要素しか覚えてなくて。
あ、あとカオルくん握り潰しシーンとか。
で、なんか意味わかんねーなと。そこから特にハマらず。
ただ、巨大ロボだと思ってたエヴァの機体から血が噴き出したり、共食い始めたりと生理的嫌悪描写が良い意味でキモくて、それなりに記憶には残ってました。
序・破・Qに関しても完全後追いです。というか、シン・エヴァ観るために先週一気見しました。
もうね、、ずーーーーーーっと待ってたガチファンの皆様、本当にお疲れ様です、、、、っっっ泣
あそこから10年近く放置されていたとは、、、。ファンならずとも気持ちはお察し致しますよ。。。
本題のシン・エヴァですが、私は大満足でした!
ちゃんと終わってた!幕引きに立ち会えた!!
ちなみに今これを書いてる時点で考察記事や動画を一切見ていないので、設定の細かい事は私にゃさっぱり分かりません!(キリッ)
それでも楽しかったですよ。
冒頭、パリでつかみのバトル。(東京タワーかと思ったらエッフェル搭でした。)
歩くエンジン達良かったっすね。
廃人シンジくんとアスカ、綾波(型)一行はミサトたちと連絡とるため移動中、サードインパクト生き残り組が作った集落に拾われ、そこでなんやかんや。
(ちょいちょい出てくるモヨコ作品。笑)
トウジ生きてて良かったですね。完全に死んだと思ってたので。
ケンケンがまさかの大活躍で。子供の頃、バトル見たさにシェルターから勝手に抜け出して迷惑かけてたりしたけど、サバイバルだとやっぱこういう人が強いのねっていう。
私シリーズ通して、全く綾波に興味が持てないんですけど、ここの綾波人間勉強シークエンスの最後、「もっとツバメを抱っこしたかった」にうっかりホロっときてしまいました。
そっから主要メンツがゲンドウとの最終決戦に向かうわけですが(色々はしょらせてもらいますよ)、
個人的にはとにかくアスカ!!!!!
アスカ!!!!あんたは立派だよ!!!!!立派だよーーーーー!!!!!泣
孤独な人生に耐えながら、常に最適解に向かって身体貼るアスカが非常にグッときました。
後半アスカ✖️マリ、ミサト✖️リツコのシスターフッド感が際立ってたのも好みでしたね。(リツコさんの造形も好き)
終盤、父子バトルの舞台がどんどん変わっていくのも面白かったです。ああいう変な夢みたいの好きなんですよ。
(しかし、父と息子ってのはいつの時代も大変ですな。スターウォーズしかり、バキしかり、美味しんぼしかり、、、みんな母親死んでんな。。。)
最後ミサトの特攻で槍が届き、ゲンドウはシンジの中にユイを見て、そのユイがシンジを助け、エヴァのない世界が作られたわけですが、、
あー、、これでやっと庵野監督自身、エヴァから解放されたのねぇと。
素人ながらもこのシリーズは(ルーカスとSWのような)監督の個人史でもあるのだろうとは思っていたので、人間一人の人生の区切りを垣間見たようで爽快でした。
物語は終わる為にあるのです。
終劇という名の大団円を観させて頂きました。
カオルくんや冬月、ラストの世界線などなんかよく分かってない事も多いので、それらはこれから掘っていきつつ、
まずは(皆さん)ほんとおつかれした!!!